「白」と「アイボリー」と「オフホワイト」の違いって?

POINT
(1)黒と反対の色(2)白系の色の総称 のことをいう。
アイボリー黄色っぽい白のことで、象牙(ぞうげ)に由来している。
オフホワイト白に何かが混ざった色のことをいう。これという明確な色はない

白い布

白とアイボリーとオフホワイトの違い

白とオフホワイトとアイボリーは、いずれも「白系統の色」である点では共通している。

白は白系統の色の総称でもある

まず白とは黒の反対色であり、人間が見える光をすべて反射したときに感じる色のことである。また白系統の色の総称としても使われている。

白、アイボリー、オフホワイトの関係

白、アイボリー、オフホワイトの関係

白系統の色の例
  • 純白
  • 乳白色
  • スノーホワイト
  • クリーム色
  • アイボリー など

アイボリーは黄みがかった白のこと

アイボリー

アイボリー

アイボリーとは、もとは象牙(英:ivory)※のことをいう。そこから転じて象牙色のことを指すようになった。現在のアイボリーは「灰色がかった黄色」や「黄みを帯びた白」と表現され、アイボリーホワイトとも呼ばれることがある。

象牙(ぞうげ):象のきばのこと。密猟などにより個体数が大幅に減少してしまったため、現在ではほとんどの国で取引が禁止されている。

オフホワイトには明確な定義がない

オフホワイトとは、off(~から離れた)white(白)と書くように、わずかに色みが感じられるような白色のことをいう。「白に何かが混じっている色」という意味なので明確な色はなく、オフホワイトとされる色には何種類か存在している。

灰色がかったオフホワイト

灰色がかったオフホワイト

非常にあいまいな色であるといえるが、一般的にはわずかに色み(灰色や黄色)を感じられるような白色のことを指す。そのため黄色系統のオフホワイトのことを、アイボリーホワイトと呼ぶケースもみられる。