「パープル」と「バイオレット」の違いって?
POINT
パープル | 赤みのある紫色のこと。身分の高さを表す色でもある。 |
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バイオレット | 青みのある紫色のこと。 |
記事の目次
概要
パープルとは?
パープル(英語名:purple)とは、紫色のことを指す。古代の西洋で紫色の染料のとれた、プルプラという貝が名前の由来である。
バイオレットとは?
バイオレット(英語名:violet)には、大きく3つの意味がある。
- すみれ(特にニオイスミレのこと)
- すみれ色
- リキュール(香料がニオイスミレ)
今回はパープルとの比較であるため、バイオレットを「すみれ色」という意味で用いる。
パープルとバイオレットの違い
色としての違い
まずは単純に、両者の指す色は微妙に異なっている。
- パープル:赤みがかった紫色
- バイオレット:青みがかった紫色
パープルは高貴な色
パープルは高貴な色とされるが、バイオレットにはそのような意味合いはない。
古代の西洋において、プルプラからわずかな染料を得るにしても、かなりの数の貝が必要であった。よってパープルは身分の高い者しか身につけることができなかったため、身分の高さを表す色とされたのである。
まとめ
- パープル:赤みがかった紫色・高貴な色/プルプラ貝が由来
- バイオレット:青みがかった紫色/スミレの意味もある