【とり】「鳥」と「鶏」と「酉」の違いって?

POINT
  • いずれも「とり」と読む漢字
鳥類全体のこと
にわとりのこと
十二支の10番目を表す漢字(記号)

ニワトリの横顔

鳥と鶏と酉の違い

鳥・鶏・酉はいずれも「とり」と読むが、以下のような意味の違いがある。

鳥と鶏について

まずは鳥と鶏についてである。鳥は広く鳥類全体を意味するのが一般的だ。一方で鶏はにわとりという特定の種を意味する。つまり、言葉の表す範囲は「鳥 > 鶏」という関係である。

酉について

鳥と鶏とは違い、酉には鳥類の意味はない。酉という漢字にはもともと酒つぼ・酒の意味があるが、十二支のうち10番目を意味するようになった。

ここで、十二支とは何かということを説明させてほしい。十二支と聞くとねずみ・うし・とら・うさぎ…と、動物のイメージが湧くかもしれないが、本来は動物とは関係がない。十二支は古代中国で誕生した、時間や日付、方角を表す12個の記号のようなものだ。

子・丑・寅・卯…と数える十二支には、覚えにくいという問題がある。そこで動物をあててわかりやすくしたものが、ね(鼠)・うし(牛)・とら(虎)・う(兎)※…と現在の日本人にもなじみのある十二支である。

どんな動物を採用しているかは、各国で異なる。

酉が意味するもの
  • 酉の方(方角) → 西
  • 酉の月 → 陰暦8月
  • 酉の日 → 11月の酉の日には「酉の市」が行われる
  • 酉の刻(時間) → 17~19時もしくは18時~20時

まとめ

  • 鳥…鳥類全体のこと
  • 鶏…鳥類の一種、にわとりのこと
  • 酉…十二支の10番目のこと。鳥類の意味はない。