「パンナコッタ」と「プリン」の違いって?

POINT
パンナコッタイタリア発祥のデザート。ゼラチンの“冷やすと固まる力”を使って固める。卵を使っていないので白く、生クリームを使っているのでカロリーが高い
プリンイギリス発祥のデザート。の“熱すると固まる力”を使って固める。卵を使っているので黄色く、生クリームを使っていないのでカロリーが低い

カスタードプリン

概要

パンナコッタとは

パンナコッタ

パンナコッタとは、生クリームに牛乳・砂糖などを加えて煮溶かし、ゼラチンで固めたデザートをいう。発祥はイタリアのピエモンテ地方で、パンナ(panna)は生クリーム、コッタ(cotta)は煮詰めるという意味である。

プリンとは

プリン

プリンとは、一般にカスタードプディングのことである。カスタードプディングは卵・砂糖・牛乳などを混ぜ、煮てもしくは蒸して固めたデザートをいう。発祥はイギリスである。

パンナコッタとプリンの違い

見た目や食感が似ているパンナコッタとプリンには、下記のような違いがある。

固め方

卵

パンナコッタとプリンの大きな違いは固め方である。パンナコッタはゼラチンを使い、プリンは卵を使う。

主な材料の比較
  • パンナコッタ:生クリーム・牛乳・砂糖・ゼラチン など
  • プリン・牛乳・砂糖 など

パンナコッタはゼラチンの“冷やすと固まる力”を使って固める一方、プリンは卵の“熱すると固まる力”を使っているのである。

卵使用の有無は、色の違いにも影響している。卵を使用していないパンナコッタは、卵を使用しているプリンは淡い黄色をしているのが一般的である。

カロリー

二つのパンナコッタ

パンナコッタとプリンは、カロリーの面でも違いがある。両者を比較すると、パンナコッタのほうがプリンよりもカロリーが高い。(※100gあたりで比較)

  • パンナコッタ:240kcal
  • プリン:126kcal

両者のカロリーの違いは、生クリーム使用の有無にある。生クリームを使用するパンナコッタはカロリーが高く、生クリームを使用しないプリンはカロリーが低い。とはいえ、生クリーム入りのプリンもあるので、一概には言えない。

まとめ

パンナコッタプリン
固め方ゼラチン
淡い黄色
カロリー(比較)高い低い
発祥の国イタリアイギリス