「お好み焼き」と「もんじゃ焼き」の違いって?
POINT
- いずれも小麦粉を使って作る鉄板焼きの一種。
お好み焼き | 水分量は少なく、具と生地を混ぜ合わせ、両面を焼いて作る。一人一つを食べるのが基本。日本全国で食べられている。 |
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もんじゃ焼き | 水分量が多く、具をドーナツ状にした中に生地を流し込み、片面を焼いて作る。「はがし」を使い、複数人で一つを食べるのが基本。主に、東京を中心とする関東地方で食べられている。 |
記事の目次
お好み焼きともんじゃ焼きの違い
お好み焼きともんじゃ焼きは、いずれも小麦粉ベースの鉄板焼きメニューであるという点では同じであるが、下記のような違いが存在する。
水分量
両者の最大の違いは、水分量であるといえる。お好み焼きと比べると、もんじゃ焼きは小麦粉をかなりゆるく水に溶いて作るのが特徴である。つまりもんじゃ焼きのほうが、お好み焼きよりも水分量が多い。
作り方
また両者は、作り方もまったく違う。まずお好み焼き(ここでは関西風お好み焼きについて説明)は具と生地を混ぜたものを、鉄板で両面を焼いて作る。
一方でもんじゃ焼きは、鉄板に具(主にキャベツ)で「土手」をドーナツ状につくり、その中に生地を流し込んで作る。そして生地にある程度熱が通ったら、具と混ぜ合わせる。また、片面しか焼かないのも特徴である。
食べ方
お好み焼きは基本的に一人一つ、もしくはシェアする場合には切り分けて食べるのが通常の食べ方である。
一方でもんじゃ焼きは、基本的に複数人で一つを食す。また「はがし」と呼ばれる小さなへらを使って、端から少しずつ食べていくのも特徴である。
主に食される地域
最後に両者は、食されている地域にも違いがある。お好み焼きは全国的に食されており、特に関西風や広島風のお好み焼きは有名である。これに対し、もんじゃ焼きは主に東京(特に中央区月島が有名)を中心に食されているため、関東のローカルフードともいわれている。
まとめ
お好み焼き | もんじゃ焼き | |
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水分量 | 少ない | 多い |
作り方 |
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食べ方 | 一人一つ・切り分けてシェア |
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地域 | 全国 | 東京中心 |