豚肉のロースとバラの違い

豚肉のロースとバラには、下記のような違いがある。

部位

ロースとは、背中側の、肩から腰にかけての部位である。ロースト（roast）に適する部位であることから、ロースと呼ばれている。

一方でバラは、腹部のろっ骨についた部位である。脂肪と肉が3枚重なったように見える（ベーコンをイメージすると良い）ため、三枚肉とも呼ばれている。

風味・向いている調理法

ロース

ロースはキメが細かくてやわらかい。赤身と脂身のバランスが良く、うまみの強い部位である。これらの風味の特徴から、下記の料理に向いている 

• しゃぶしゃぶ
• 焼き肉
• とんかつ
• チャーシュー
• ハム

バラ

一方で、バラのキメは粗く、やや硬めである。赤身と脂身はほぼ同じ割合（ロースと比較すると脂肪が多い）でついているので、こってり濃厚な味わいである。これらの風味の特徴から、下記の料理に向いている

• 角煮
• 肉じゃが
• 焼き肉
• チャーシュー
• ベーコン

カロリー

ロースとバラを比較すると、ロースのカロリーは低く、バラのカロリーは高い。ダイエット中に食べるのであれば、ロースのほうが好ましいといえる。

可食部100gあたりの比較

• 豚ロース（脂身つき・生）：263 kcal
• 豚バラ（脂身つき・生）：395kcal

（文部科学省・食品成分データベースより）

まとめ