「十五夜」と「中秋の名月」の違いって?
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十五夜 |
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中秋の名月 (ちゅうしゅうのめいげつ) | 旧暦8月15日の夜に見える月で、1年でも最も美しい月とされる。 |
記事の目次
十五夜と中秋の名月の違い
十五夜は旧暦8月15日の夜、中秋の名月とはその日の夜に見える月をいう。
十五夜とは
十五夜には、2つの意味がある。
- 旧暦(太陰太陽暦※1)8月15日の夜
- 旧暦15日の夜である。
(1)の意味では、十五夜は年に1回のみである。一方、(2)の意味では、十五夜は毎月訪れる。しかし一般的には、十五夜というと(1)の意味である。
十五夜の起源は、唐時代の中国で行われていた「中秋節」と言われている。日本には平安時代に伝わり、貴族たちが月を鑑賞して楽しむ催しとして広まっていった。
1 月が地球の周りを1周する期間(約29.5日)を1カ月とした数え方で、新暦よりも11日短い。
中秋の名月とは
中秋(=秋全体【旧暦7月~9月】の中日のこと)の名月とは、旧暦8月15日の夜に見える月のことをいう。すなわち、上記(1)の夜に見える月である。新暦(太陽暦※2)を用いている現代では、9月中旬から10月上旬頃の月(下記参照)を指す。
中秋の名月は1年で最も美しく見える(※3)とされるため、お月見をする風習がある。
2 地球が太陽の周りを1周する期間(365.26日)を1年とした数え方。
3 月が見やすい高さに昇る・空気が澄んでいる・月見をするのに適した気候といった理由もある。
【参考】中秋の名月はいつ?今後の日程
- 2020年:10月1日
- 2021年:9月21日
- 2022年:9月10日
- 2023年:9月29日
- 2024年:9月17日
- 2025年:10月6日
- 2026年:9月25日
- 2027年:9月15日
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