「ジャケット」と「ブレザー」の違いって?

POINT
ジャケット丈の短い上着の総称。形や生地などに縛りはないため、様々な種類がある。
ブレザー背広型のジャケットのこと。金属のボタン・ポケット・エンブレムなどが付いているのが特徴。

ハンガーにかけられたジャケット

ジャケットとブレザーの違い

ジャケットには幅広い種類がある

ジャケットとは、丈の短い(ウエスト丈~腰丈くらい)上着の総称である。そのため「ジャケット」といっても、実際には数多くの種類が存在する。例えば、ディナー・ジャケットなどのフォーマルなものから、ダウンジャケットといったカジュアルなものまである。

ディナー・ジャケットのイメージ

ディナー・ジャケットのイメージ

ダウンジャケットのイメージ

ダウンジャケットのイメージ

【参考】ジャケットの例
  • ゴルフ・ジャケット
  • パイロット・ジャケット
  • ジャンパー
  • カーディガン
  • ボレロ など

このように「ジャケット」といっても、形や素材は様々であることがわかる。

ブレザーはジャケットの一種

ブレザーのイメージ

ブレザーのイメージ(学生服)

他方でブレザーとは、背広型のジャケットのことをいう。つまり、ジャケットの一種である。

日本において(※1)「ブレザー」とは、

  • 金属のボタン
  • パッチポケット(=別布で作られ、貼り付けられたポケット)

が付いていることが特徴で、場合によっては胸にエンブレムが付いていることもある。生地にはフラノ(※2)・ツイード・コーデュロイなどが用いられることが多い。

1 世界ではこれらの特徴を有していなくても、「ブレザー」と呼ぶ場合がある。

2 フランネルの一種。少し厚地の毛織物。

現在の日本においてブレザーは、

  • 学校制服
  • 航空会社・セキュリティ会社などの制服
  • スポーツチームのユニフォーム

などとして着用されているほか、普段着としても着る人も多い。