「警告」と「注意」の違いって?
POINT
警告 | よくないことが起きると予想されるとき、気を付けるようにあらかじめ伝えること。注意よりも重い意味で使われる。 |
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注意 | 警告と同様、気を付けるように相手に伝えること。警告よりも軽い意味で使われる。 |
記事の目次
概要
警告とは?
警告とは、気を付けるように事前に告げることをいう。使われる場面は、よくないことが起こると想定されるときである。
注意とは?
一方で注意には、下記のような意味がある。
- 気持ちを集中させること、気を配ること
- 警戒・用心すること
- 気を付けるように、相手に言い聞かせること
今回は警告との比較のため、以下「気を付けるように、相手に言い聞かせること」という意味で注意という語を使用する。
共通点
以上より、警告と注意は「誰かに気を付けるよう、伝える」という点については共通していることがわかる。
警告と注意の違い
ただし警告と注意は、想定される事態の深刻さのレベルが違う。
- 警告:重い
- 注意:軽い
例えば柔道では、注意より重い反則を行った場合、警告が発せられる。また製品の取扱説明書などに表示される注意事項では例えば、
- 使い方を誤ったとき、使用者が死亡・重傷となる可能性 → 警告
- 使い方を誤ったとき、使用者が傷害を負う・物的損傷する場合 → 注意
というふうに想定される危険のレベルに応じて、使い分けがされている。つまり、注意よりも警告のほうが強いメッセージであるといえる。
まとめ
- 共通する意味:誰かに気を付けるよう、伝えること
- 想定される深刻さのレベル:警告 > 注意