「ツナ」と「シーチキン」の違いって?

POINT
ツナマグロやカツオなどの肉をオイル漬けにした缶詰(=ツナ缶)の一般名称
シーチキンはごろもフーズが販売するツナ缶の商品名

ツナ缶

ツナとシーチキンの共通点

ツナとシーチキンは、いずれもマグロやカツオなど(※1)の肉をオイル漬け(※2)にした缶詰(=ツナ缶)のことを指す点では同じである。

1 ツナはマグロのみを指すのではなく、カツをなども含む「マグロ族」全般を指す。

2 中にはノンオイルタイプなどの商品も存在する。

ツナとシーチキンの違い

両者の違いは、一般名称か商品名かという点である。

  • ツナ:ツナ缶の一般名称
  • シーチキン:はごろもフーズが販売しているツナ缶(商標登録済)

シーチキンの缶詰

出典:はごろもフーズ「シーチキン情報

ツナとはツナ缶全般のことを指す、つまりツナ缶の一般名称である。これに対してシーチキン(※3)ははごろもフーズの販売するツナ缶の商品名であり、商標登録がなされている。

3 蒸したまぐろの色・肉質・味が鶏のささみに似ていることから、「海のにわとり」という意味で名づけられた。

はごろもフーズの「シーチキン」は、国内のツナ缶市場で5割以上のシェアを誇っている。それゆえ、ツナ缶といえば「シーチキン」と人々が思うようになったことが、両者が混同されるようになった原因といえる。