「ミント」と「ハッカ」の違いって?

POINT
ミントシソ科ハッカ属の植物の総称のこと。
ハッカ
  1. ミントの和名=シソ科ハッカ属の植物の総称のこと。
  2. 和種ハッカ(ニホンハッカ)のこと。

ミントのイメージ

ミントとハッカの違い

ミントとハッカは同じ意味として使われることもあれば、違う意味として使われることもある。

ミントは種類が豊富

ミントとは、シソ科ハッカ属の植物の総称をいう。非常に種類が豊富だが、大きく下記の3つに分けられる。

  1. ペパーミント(セイヨウハッカ):メントール(スッキリした香りを持つ成分)が多いため、ガム・歯磨き粉やフレーバーなどに使われる。
  2. スペアミント:カルボン(甘い香りを持つ成分)が多いため、ドリンクの味付けやサラダ・肉料理の添え物などに使われる。
  3. 和種ハッカ(ニホンハッカ):日本に自生する種。メントールはペパーミントよりも多く、ハッカ油などに使われる。

ハッカには2つの意味

ハッカ(薄荷※)には、大きく分けて下記の2つの意味がある。

  1. ミントの和名
  2. ミントの一種(和種ハッカ)

ミントの和名とは、ミントを日本語に言い換えたもの、すなわちシソ科ハッカ属の植物の総称を意味する。

他方で、ミントの一種を指す場合、上述の和種ハッカ(ニホンハッカ)を意味する。

ハッカの葉から採れるハッカ油の量は、約2%とわずかである。運ぶ際には荷物が少なくなることより、「薄荷」と呼ぶようになったといわれている。

1の意味ではミントとの違いはないが、2の意味ではミントよりも指し示す範囲が狭い。

ミント3種類の関係図