「ストライプ」と「ボーダー」の違いって?

POINT
ストライプ本来は縞模様の総称。ただし日本国内では、縦縞という意味でも使われる場合が多い。
ボーダー日本国内では横縞という意味で使われているが、海外では通用しない

ストライプ柄とボーダー柄

ストライプとボーダーの違い

ストライプとボーダーは、いずれも縞(しま)模様もしくは縞模様の服という点においては同じである。

使い分け

しかし両者は、日本国内において下記のように使い分けられることがある。

  • ストライプ(stripe):縦縞
  • ボーダー(border):横縞

ストライプは本来「縞模様」の総称のことであり、様々な種類が存在している。すなわち縦・横・斜め関係なく、縞柄であればすべてストライプに該当する。

ストライプ柄のシャツ

ストライプのイメージ(1)

アメリカの国旗(星条旗)は英語でthe Stars and Stripesである。

アメリカ国旗

ストライプのイメージ(2)

これに対してボーダーは、横縞のことだけを指す。そこで縦縞をストライプ、横縞をボーダーというふうに使い分けることがある

ボーダー柄のシャツ

ボーダーのイメージ

日本国内のみで通用する「ボーダー=横縞」

ただしこの表現は、海外では通用しない。英語でボーダーとは「国境・境界」や「へり・縁」といった意味であり、横縞という意味はないためである。そこで海外において横縞と伝える場合には、「Horizontal Stripes」という表現を用いる。なお、縦縞は英語で「Vertical Stripes」と呼ぶ。

まとめ

ストライプとボーダーの使い方は下記のようになる。

日本における意味
ストライプ = 縦縞
ボーダー  = 横縞
海外における意味
ストライプ = 縞模様の総称(縦縞はVertical Stripes)
ボーダー  = 国境・境界(横縞はHorizontal Stripes)