【姑・舅】「しゅうとめ」と「しゅうと」の違いって?

POINT
しゅうとめ一般的には、配偶者の母親のことを指す。
しゅうと一般的には、配偶者の父親のことを指す。

嫁と姑のイラスト

辞書上の意味

「しゅうとめ(姑)」とは夫もしくは妻の母のことをいう。

これに対して「しゅうと(舅・姑)」とは

  1. 夫もしくは妻の父(漢字は舅)
  2. 夫もしくは妻の母(漢字は姑)

という2つの意味がある。すなわち義理の母親は「しゅうとめ」「しゅうと」のどちらにも当てはまるということである。

しゅうととしゅうとめの家系図

一般的な意味の違い

辞書の上だと「しゅうと」は男女関係なく使われる。

しかし一般的には「しゅうと」は夫もしくは妻の(※)、「しゅうとめ」は夫もしくは妻のを指すことが多い。特に妻側から見た夫の父母を「しゅうと」「しゅうとめ」と呼ぶケースが多く見受けられる。

の父のことは「岳父(がくふ)」、の母のことは「岳母(がくぼ)」ともいう。

小姑・小舅とは

「しゅうと」「しゅうとめ」から転じて、「こじゅうと」という言葉もある。漢字では「小舅」や「小姑」と書くが、それぞれ意味は異なっている。

  • 小舅:配偶者の兄弟のことを指す。
  • 小姑:配偶者の姉妹のことを指す。「こじゅうとめ」という場合もある。

とくに小姑は、嫁にとって非常に厄介な存在であるという考え方があり、「小姑一人は鬼千匹に向かう(※)」という慣用句がある。

一人の小姑は千匹の鬼に匹敵するという意味。小姑が嫁をいじめて悩ませることの例えである。