【せいさん】「清算」と「精算」の「成算」の違いって?
POINT
清算 | 借金や関係性などの決着をつけること。 |
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精算 | 細く金銭の計算をして正すこと。 |
成算 | 成功する算段・見込み。 |
記事の目次
清算と精算の成算の意味の違い
清算
- (1)債権や債務の決まりをつけること。貸し借りを差し引きすること。
- 例:借金を清算する・清算取引
- (2)続いている関係や過去の出来事に決着をつけること。
- 例:過去を清算する・三角関係を清算する
- (3)会社などが解散した時にその財産を整理すること。また貸借関係を差し引いてなしにすること。
- 例:会社を解散し清算を行う
精算
- 厳密に計算すること。細かく金銭を計算し直し正すこと。
- 例:経費を精算する・電車の運賃を精算する
成算
- 成し遂げることができるという見込み。
- 例:売れる成算がある・成算が立たない
使い方の違い
金銭の清算/精算をする
「清算」の場合、会社や団体などの解散に際して、外部との貸借関係に決まりをつけるような「結末をつけてきれいにすること」に重点が置かれる。
「精算」の場合、会社内などの金銭を細かく計算して正すことや、電車の運賃の精算などに使われ、「細かく計算し直す」ことに重点が置かれる。
漢字の違い
清算
「清」という字は、「水」と「青」の「澄んでいる」という字で成り立ち、そこからきれいに整える意味でも使われる。借金などをきれいに整理することに使われ、転じて人と人の関係性を決着させてきれいにすることにも用いる。
精算
「精」という字は、「米」と「青」から成り、米を選別して質の悪いものを取り除いて綺麗にするという意味。転じてその結果の「細かく行き届く」という意味から「細かく計算する」ことに用いられる。
成算
「成」という字は小刀で木の表面を何度も削るという意味の漢字で、そこから出来上がるその手段を算段することに使われる。