口紅とルージュとリップとグロスの違い

「口紅」「ルージュ」「リップ」「グロス」はいずれも、唇（くちびる）に塗る化粧品という点では共通している。

口紅と同義のもの・そうでないもの

「口紅」「ルージュ」「リップ」「グロス」の違いを説明する前に、口紅と同じ意味のものについて整理しておく。

ルージュ（rouge）は、フランス語で赤色を意味する。転じて、口紅や頬紅といった意味でも使われてる。すなわち、唇に塗る化粧品として「ルージュ」を使う場合には、口紅と同じ意味である。

リップは、下記のような意味で使われる。

• リップクリーム（詳しくは後述）※
• リップスティック
• 他、唇に使う化粧品全般

リップスティック(Lip stick)とは、英語で棒状の口紅のことを指す。すなわち、リップスティックの意味で使われる「リップ」は、口紅と同じ意味である。

用途

口紅（＝ルージュ）・リップ（リップクリーム）・グロス（リップグロス）の違いは、その用途にある。

口紅は主に、唇に色を付けたり、輪郭を整えたりするために用いるものである。単独で使用すると唇がかさつきやすいので、下地にリップクリームを使用する場合もある。

他方でリップは主に、主に唇の荒れを防ぐために用いるものである。基本的には無色だが、薄く色づくタイプもある。

透明もしくは半透明のグロス

グロス（リップグロス:Lip gloss）は主に、唇につや・立体感を出すために用いるものである。透明・半透明のタイプが主流であり、口紅の上から重ねて使うことも可能である。

まとめ