「与党」と「野党」の違いって?

POINT
与党(よとう)政権を担当している政党のこと。政権を運営するのが仕事。衆議院で半数以上の議席を獲得すると、政権を担当できる。
野党(やとう)政権を担当していない政党のこと。与党を批判するのが仕事。

国会議事堂

与党と野党の違い

以下では、日本の国会における与党と野党の違いについて説明する。

政権を担当しているか否か

自由民主党本部

政権を担当している政党を与党、政権を担当していない政党を野党という。

2020年時点では、自由民主党(自民党)と公明党(※)が与党、それ以外の政党は野党である。現代の日本で政権を担当する(=政治権力を持つ)ためには、衆議院議員選挙で半数以上の議席を獲得しなければならない。

複数の政党が政権を担当することを「連立政権」という。

まず議院内閣制(議会の信任に基づいて内閣が存在し、成立する制度)を採用している日本では、議会(下記で説明)で多数派となった政党が内閣総理大臣を選出し、政権を担当できる。

ここで、日本の国会には衆議院参議院の2つの議会があるが、衆議院と参議院は完全に対等な関係ではない。両院の意見が一致しないときなどは、重要な事項について衆議院の議決が優先される(衆議院の優越)からである。

よって参議院よりも衆議院のほうが強い権限を有するため、衆議院で多数派を取った政党が政権を担当できるというわけである。

ねじれ国会とは?

衆議院で多数派の政党は、参議院でも多数派である場合が多い。しかし選挙のタイミングなどの関係により、衆議院で多数派を占める政党(=与党)が、参議院では多数派をとれない(多数派をとるのは野党)こともある。

この衆議院では与党が多数派、参議院では野党が多数派となっている状態を「ねじれ国会」と呼ぶ。この状態になると参議院と衆議院で意見が割れやすくなるため、政権運営がスムーズに進まなくなる。

役割

政治家が討論しているイラスト

与党は政権を運営する役割を持ち、野党は与党を批判(監視、暴走の防止)する役割を持つ。とはいえ、野党は与党に対して常に批判的というわけではなく、与党の政策に賛成する場合もある。

  • 与党にしかできないこと:衆議院の解散・予算案の作成・法案の可決
  • 野党にしかできないこと:内閣不信任案の可決

まとめ

与党野党
政権を担当
(衆議院で多数派を構成)
役割政権の運営与党の批判
できること衆議院の解散
予算案の作成
法案の可決
内閣不信任案の可決