【きばん】「基盤」と「基板」の違いって?

POINT
基盤物事の基礎のこと。
基板コンピューター関連で使う言葉で、電気回路が組み込まれたのこと。

青い基板

基盤と基板の違い

基盤と基板はいずれも「きばん」と読むが、まったく違う意味を持っている。

基盤とは?

基盤とは、物事の基礎となっているものをいう。基本や土台といった言葉にも言い換えられる。

例文
  • 「就職・結婚をして、生活の基盤が固まった」
  • 「若年層の経済的基盤を安定させるための政策」
  • 「社内のIT基盤(=ITシステムを使うための基礎)を構築する」

基板とは?

基板のイメージ

基板のイメージ

基板とは、上記写真のように、電気回路が組み込まれた板をいう。

代表的なものはプリント基板(銅箔(どうはく)で電気回路の配線を施したもの)といい、パソコンのマザーボード(パソコンを動かすために必要となる主要な電子回路基板のこと)などに使われている。主に、コンピューター関連の事柄において使用する言葉である。

よく、“プリント基盤”という表記も見られる。これは、パソコンなどで「基板」より「基盤」のほうが先に出てくるために起こる誤変換である。

まとめ

  • 基盤:物事の基礎となっているもの
  • 基板:電気回路が組み込まれた板 →「基盤」の誤変換が多い