「学ぶ」と「習う」の違いって?
POINT
学ぶ | 人以外からも教えを受けることを意味する。古語の「まねぶ」が語源。 |
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習う | 人から教えを受けることを意味する。「慣らう・倣う」と語源が同じ。 |
記事の目次
何から・誰から教えを受けるのか
「習う」には誰かから教えてもらう、指導を受けるという意味がある。すなわち、人から教えを受けるということである。これに対して「学ぶ」では、人以外からも教えを受けること場合がある。
例えば「○○という経験から○○ということを学んだ」という表現はできるが、「経験から○○ということを習った」とは表現しない。
語源による意味の違い
まねぶ
「学ぶ」の語源は、古語の「まねぶ」である。「まねぶ」とは、真似をする・見聞きしたことを人に語るといった意味である。そのため、「学ぶ」にも真似をするという意味がある。
慣らう・倣う
これに対して、「習う」は「慣らう・倣う」と語源が同じである。「慣らう・倣う」とは、すでにある物事を手本として真似る・経験して馴れるなどといった意味である。そのため「習う」にも慣れ親しむという意味がある。