「角(かど)」と「隅(すみ)」の違いって?

POINT
角(かど)とがって出っ張っている部分を外側から見たときの言い方。
隅(すみ)とがって出っ張っている部分を内側から見たときの言い方。

机の角

角(かど)と隅(すみ)の違い

「角(かど)」と「隅(すみ)」は、とがって出ている部分をどこから見るかによって違ってくる。

角と隅のイメージ

角と隅のイメージ

外から見たのが「角(かど)」

タンスの角

タンスの角

角(かど)とは、モノのとがって突き出している部分のことをいう。すなわちモノを外側から見ていることになる。

用例
「机の角」「柱の角」「角を右に曲がる」

またモノだけではなく、人間の性格や言動対しても使われることがある。例えば「角(かど)のある言い方」という場合には言葉がとげとげしいことを指しており、良い意味ではない。反対に「角(かど)が取れる」とは、人の性格が穏やかになることを意味している。

内から見たのが「隅(すみ)」

部屋の隅

部屋の隅

これに対して、とがった部分を内側から見ているのが「隅(すみ)」である。

用例
「部屋の隅」「四隅」「重箱の隅を楊枝でほじくる」

他にも、隅は中央から外れたところを意味する。転じて「隅に置けない」とは、人に意外な才能や知識などがあり、侮れないことを指している。