「手袋」と「軍手」の違いって?

POINT
手袋防寒・手の保護・装飾などのため、手につける袋のこと。素材は用途によってさまざま
軍手手袋の一種。作業時に手を保護するためにつける。素材は白くて太い木綿(もめん)糸

毛糸の手袋

記事の目次

手袋と軍手の違い

軍手は手袋の一種だが、以下のような特徴があるので説明していく。手袋には、防寒・作業時やスポーツ時などの手の保護・装飾といった用途が考えられる。よってウールやビニール、絹など使用される素材は幅広い

革の手袋

革の手袋

軍手の用途は作業時の手の保護なので、5本の指がすべて隠れるデザインになっている。素材には耐久性のある、太くて白い木綿(もめん)糸が使われているのも特徴である。

作業がしやすいよう、ゴム製の滑り止めがついた製品もある。さらに通常の軍手は、左右表裏の区別なく使用できる点も特徴的だ。

滑り止めがついた軍手

滑り止めがついた軍手

軍手はもともと、江戸末期の長州藩(現在の山口県)で使われ始めた。その後旧日本陸海軍でも用いられたため、軍用手袋の略として「軍手」を呼ばれるようになったという。

まとめ

手袋軍手
用途防寒・手の保護・装飾など作業時に手を保護する
素材ウール・ビニール・絹などさまざま太くて白い木綿糸
その他の特徴
  • 左右表裏の区別なく使用できる
  • 旧日本軍で使用
  • 軍用手袋の略「軍手」