「天才」「秀才」「奇才」「鬼才」の違い

「天才（てんさい）」「秀才（しゅうさい）」「奇才（きさい）」「鬼才（きさい）」の四者は、いずれも素晴らしい才能もしくはその持ち主のことを表す言葉という点では共通している。

まずは簡単に、それぞれの意味について説明する。

• 天才：生まれながらの人並み外れた能力（を持った人）のこと
• 秀才：努力の結果として得た、優れた学術的能力（を持った人）のこと
• 奇才：珍しい才能（を持った人）のこと
• 鬼才：人間とは思えないほどの才能（を持った人）のこと

天才と秀才

まず秀才（※）は、学業についていう場合が多く、さらに努力の結果として良い成績を収めた人のことをいう。

これに対して天才は努力の結果ではなく、生まれつき才能に恵まれた人のことを指すことが多い。さらに天才は学業のみならず、芸術やスポーツなどの才能の持ち主にも幅広く使われるという特徴がある。

天才と奇才と鬼才

他方で「天才」「奇才」「鬼才」の三者については、実際には意味・用法の違いというものは見られない。しかし三者をランク付けするならば、下記のようになると言われることが多い。

奇才・天才はあくまでも人間の能力であるが、鬼才は人間とは言えないほどの優れた能力である。よって、鬼才は一番上位にランク付けされる。

まとめ