「扇風機」と「サーキュレーター」の違いって？

POINT

扇風機	涼むために使う。やわらかい風を送れる。サーキュレーターより届く距離は短いが、届く範囲は広い。
サーキュレーター	空気を循環させるために使う。パワフルな風を送れる。扇風機より届く距離は長いが、届く範囲は限られる。

記事の目次

扇風機とサーキュレーターの違い

扇風機とサーキュレーターは、ともにモーターでファン（羽根）を回転させ、風を送る家電である。しかし両者には、下記のような違いがみられる。

目的

扇風機の目的は、夏など暑いときに涼をとるためである。冷房（エアコン）の代わりとして使用されることもある。

扇風機

他方で、サーキュレーター（送風機）の目的は、空気を循環させるためである。暖房（エアコン）と併用すれば、部屋全体の温度が均一となる（＝上にたまった暖かい空気と、下にたまった冷たい空気をかき混ぜる）ため、低い設定温度でも暖かさを実感できる。

サーキュレーター

扇風機の風はやわらかく、あまり遠くまで届かない。ただし、風を送れる範囲は広い。

他方で、サーキュレーターの風はパワフルで、扇風機の風よりも遠くまで届く。直線的な風を送るのに優れている反面、風を送れる範囲はピンポイントである。

【参考】電気代

扇風機とサーキュレーターの電気代に、大きな違いはないといわれている。

	扇風機	サーキュレーター
最大消費電力	21W程度	21W程度
電気代（1時間あたり）	0.5円	0.5円

より電気代を抑えたい場合は、DCモーター搭載の扇風機もしくはサーキュレーターを購入すると良い。ただし一般的な機種と比べると、本体価格は割高である。

一般的な扇風機とサーキュレーターを比較すると、下記のようになる。