シリアル、グラノーラ、オートミール、ミューズリーの違いって?
シリアル | 穀物加工品の総称をいう。朝食に食べることが多い。 |
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オートミール | シリアルの一種。材料はほぼオーツ麦で、つくる際には加熱処理を行う。カロリーは低い。 |
ミューズリー | シリアルの一種。材料はオーツ麦・ナッツ・ドライフルーツなどで、つくる際に加熱処理はしない。カロリーはグラノーラよりも低い。 |
グラノーラ | シリアルの一種。材料はオーツ麦・ナッツ・ドライフルーツとはちみつ・砂糖・植物油などで、つくる際には加熱処理を行う。カロリーは高い。 |
記事の目次
概要
シリアルとは?
シリアルとは主に朝食として食される、穀物加工品の総称をいう。代表的なものとして、コーンフレークやオートミールなどがある。
オートミールとは?
オートミールとはオーツ麦(エンバク)に熱を加え、押しつぶすもしくはひきわりにした食品をいう。粥(かゆ)状にして牛乳や砂糖をかけて食べる。古くからヨーロッパなどで食されてきた。
オートミールは下記の2つに大別できる。
- グローツ(グラウンドオーツ):オーツ麦を炒って粗びきにしたもの
- ロールドオーツ:オーツ麦を蒸して平たくしたもの
ミューズリーとは?
ミューズリーとは、オーツ麦・ナッツ・ドライフルーツなどを混ぜ合わせた食品をいう。牛乳やはちみつをかけて食べる。発祥はスイスで、もとは軽めの夕食として食されていた。
グラノーラとは?
グラノーラとは、オーツ麦やライムギにはちみつ・砂糖・植物油などを加え、加熱もしくは乾燥させた後、ナッツ・ドライフルーツなどを混ぜ合わせた食品という。牛乳をかけて食べる。発祥はアメリカで、「グラノーラ」という名称はもともと商標であった。
シリアルとオートミールとミューズリーとグラノーラの違い
朝食に食べられることの多い「シリアル」「オートミール」「ミューズリー」「グラノーラ」だが、材料・作り方・カロリーといった点において違いがみられる。
すべてシリアルの一種
シリアルは穀物の加工品の総称である。すなわち「オートミール」「ミューズリー」「グラノーラ」は、すべてシリアルの一種である。そこで、以下では三者の違いについて説明する。
材料
「オートミール」「ミューズリー」「グラノーラ」はいずれもオーツ麦などを主原料とする食品であるが、他の材料には違いがみられる。
- オートミール:オーツ麦
- ミューズリー:オーツ麦+ナッツ・ドライフルーツ
- グラノーラ:オーツ麦+はちみつ・砂糖+植物油+ナッツ・ドライフルーツ
ほぼオーツ麦からなるオートミールに対し、ミューズリーとグラノーラには他の材料が含まれている。
作り方(加熱処理の有無)
オートミールとグラノーラは加熱処理がなされるが、ミューズリーは加熱処理がなされない。オートミールの製造過程には炒るもしくは蒸すという工程があり、グラノーラにもオーブンで焼くという工程がある。
一方でミューズリーの製造過程では、加熱処理は行われない(未調理)。
カロリー
「オートミール」「ミューズリー」「グラノーラ」をカロリーが低い順に並べると、
- オートミール
- ミューズリー
- グラノーラ
となる。
オートミールはほぼオーツ麦で、余計なものは入っていないため最もカロリーが低い。
ミューズリーにはナッツやドライフルーツが含まれているが、甘味料や油脂が含まれていない。さらに未調理であることもあり、グラノーラと比較するとカロリーは低い。ダイエット中に食べるなら、オートミールもしくはミューズリーといわれている。
一方でグラノーラにはナッツやドライフルーツの他、甘味料や油脂も含まれているので、3つの中では最もカロリーが高い。
まとめ
シリアル:穀物加工品の総称 | |||
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オートミール | ミューズリー | グラノーラ | |
主な材料 |
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加熱処理 | する | しない | する |
カロリー(低い順) | 1 | 2 | 3 |