「ブルドッグ」と「フレンチブルドッグ」の違いって?
POINT
ブルドッグ | イギリス原産の犬。フレンチブルドッグよりも大きい。耳はねじれた形をしている。使役犬(しえきけん)に分類されている。 |
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フレンチブルドッグ | フランス原産の犬。ブルドッグよりも小さい。耳は立ち、丸みを帯びた三角形をしている。愛玩犬(あいがんけん)に分類されている。 |
記事の目次
ブルドッグとフレンチブルドッグの違い
ブルドッグとフレンチブルドッグは、どちらも特徴的な顔つきをした犬である。名前にも同じ「ブルドッグ」と付いているが、以下のような違いがあるので説明していく。
大きさと耳
ブルドッグとフレンチブルドッグはまず、大きさと耳の形が異なる。平均的なブルドッグの大きさは体高31~36cm、体重23~25kgである。つまりフレンチブルドッグよりも大きい。耳は少しねじれた形をしており、ローズ・イヤーとも呼ばれる。
一方で平均的なフレンチブルドッグの大きさは体高24~35cm、体重8~14kgである。つまりブルドッグよりも小さい。耳はぴんと立ち、丸みをおびた三角形をしているのでバット・イヤー(こうもり耳)とも呼ばれる。
原産地
ブルドッグとフレンチブルドッグは原産地も異なる。まずブルドッグはイギリス原産だ。
もともとは闘犬である。ブル(bull)つまり雄牛と闘わせるため、改良されて誕生したことからブルドッグと名付けられた。一般的なブルドッグはイングリッシュ・ブルドッグとも呼ばれ、イギリスの国犬(※1)にもなっている。
1 その国を代表する犬種のこと。日本の国犬は「狆(ちん)」や「秋田犬」という説がある。
一方でフレンチブルドッグは名前からもわかるように、フランス原産だ。
起源は諸説ある。有力な説はイギリス原産のブルドッグがフランスに持ち込まれ、パリの繁殖家がテリアやパグなどと交配させて誕生したというものだ。
分類
ジャパンケンネルクラブ(※)によると、ブルドッグは番犬・警護・作業などをする使役犬(しえきけん)に分類されている。
一方でフレンチブルドッグは、かわいがるための愛玩犬(あいがんけん)に分類されている。
2 純粋犬種の保護や質的向上のために血統証明書の発行などを行っている国際的愛犬団体。
まとめ
ブルドッグ | フレンチブルドッグ | |
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大きさの比較 | 大きい 体高:31~36cm 体重:23~25kg | 小さい 体高:24~35cm 体重:8~14kg |
耳の形 | ねじれている (ローズ・イヤー) | 丸みを帯びた三角形 (バット・イヤー) |
原産地 | イギリス | フランス |
ジャパンケンネルクラブの分類 | 使役犬 | 愛玩犬 |