お辞儀と会釈と敬礼と最敬礼の違い

お辞儀（おじぎ）とは、頭を下げて挨拶することの総称である。背筋を伸ばしたまま腰から上体を曲げ、感謝・敬意・親しみなどを表す動作である。

お辞儀はビジネスマナー上、状況・上体を傾ける角度などによって、会釈・敬礼・最敬礼の3種類に区分できる。

会釈とは

会釈（えしゃく）とは軽めのお辞儀のことで、角度は15度が目安である。

出社・退社時、社内で上司や外部の人とすれ違ったりするとき、お客様の前へ出るとき・下がるときなどに用いる。相手の存在を認識していることを伝えることができる。

敬礼とは

敬礼（けいれい）とは最も一般的なお辞儀であり、「普通礼」とも呼ばれる。

角度は30度が目安である。接客時・取引先の訪問時・自己紹介・感謝を述べるときなど、さまざまなビジネスシーンで用いられる。

最敬礼とは

最敬礼（さいけいれい）とは、最も丁寧なのお辞儀のことをいう。

角度は45度が目安である。お詫（わ）び・謝罪や深い感謝・大切なお客様のお見送りなどに用いられるもので、普段から頻繁にするお辞儀ではない。

• 礼の始め・終わりは、相手と目線をしっかり合わせる。
• 背筋をしっかりと伸ばし、腰から上体を曲げる（首だけ曲げない）。
• 両手は、【男性】体の横（ズボンの縫い目などに添える）【女性】体の前（おへその下あたり）でそろえる。
• 上体を戻すときは、ゆっくりと。頭を上げるのは、相手よりも後のタイミングにする。
• お辞儀するのと同時に他の動作をしない（挨拶が先、お辞儀が後）。

まとめ