【あぶら】「油」と「脂」の違いって?
POINT
油(あぶら) | 常温で液体のあぶらのこと。 |
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脂(あぶら) | 常温で固体のあぶらのこと。 |
記事の目次
油と脂の違い
油と脂は、ともに「あぶら」と読む。「あぶら」とは燃えやすく、水に溶けないといった性質を持つ物質である。あぶらは原料によって、下記のように大別できる。
- 動物性:鯨油(げいゆ)や牛脂など、動物からとれるあぶら
- 植物性:パーム油やカカオ脂など、植物からとれるあぶら
- 鉱物性:石油など、鉱物からとれるあぶら
上記の分類のうち、動物性と植物性の「あぶら」は、一般的には常温(15~25℃)における状態により、油と脂に分けられる。「油」は常温で液体のものを指し、「脂」は常温で固体のものを指す。
- 油と脂の例(常温での状態)
- 菜種油(液体)
- 鯨油(液体)
- 牛脂(固体)
- 脂ののったマグロ(固体)
まとめ
油 | 脂 | |
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共通点 | 動物性・植物性のあぶら | |
常温での状態 | 液体 | 固体 |