「河原(川原)」と「河川敷」の違いって?
POINT
河原(川原) | 砂や石の多い、水の流れていない川辺の平地のことをいう。 |
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河川敷 (かせんしき/かせんじき) | 河川法で規定された敷地のことをいう。治水工事の行われた河川の、堤防から水が流れている部分までを指す。 |
記事の目次
河原とは
河原とは川辺で水の流れていない平地のことである。通常、砂や石が多くある場所のことを指す。
河川敷について
河川敷とは
これに対して河川敷とは、河川法(1964年に制定された、公共の利害に重大な関係がある河川について規定した法律)によって規定されている、治水工事(水害や土砂災害から人間を守るための工事)が施された河川の敷地のことをいう。
河川法では河川区域は以下の三つに分けられるが、河川敷は(1)と(2)を指す場合と、すべてを指す場合がある。
- 堤防敷:堤防が造られた土地の部分
- 高水敷:洪水が起きた場合には冠水するところ
- 低水路:常に水が流れているところ
出典:国土交通省「河川構造物」
河川敷は増水時であっても、安全に河川を流過させるために設けられているが、普段は野球のグラウンドや公園、農地などとして利用されていることが多い。
河川法の規定と「河川敷」という言葉
ただし、河川法において「河川敷」という法律用語は存在していない。第6条2項では、「河川管理施設の敷地である土地の区域」として規定されている。
河川敷も従来、「河原」と表現されていたが、運動施設などに使用されることが多くなるにつれ、「河川の敷地」の意で使われるようになったとみられている。
河川敷の読み方
河川敷は「かせんしき」もしくは「かせんじき」というふうに、二通りの読み方ができる。辞書を見てみると、「かせんしき」のみ載せているもの、両方を併記しているもの、また「かせんじき」のみ載せているものと様々である。
関係官庁や大学などにおいても両者は同程度使われているそうで、なぜそちらで読んでいるかという根拠はないそうである。そのためNHKでは、「かせんしき」「かせんじき」のいずれの読み方も認めている。
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