「精神科」と「心療内科」と「神経内科」の違いって?
POINT
精神科 | 心の病気を診てもらえる科のこと。 |
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心療内科 | 心と体の不調について診てもらえる科のこと。 |
神経内科 | 脳・脊髄・神経系・筋肉の病気を診てもらえる科のこと。 |
記事の目次
はじめに
精神科・心療内科・神経内科の三者は、診療科目が異なります。以下、例外はあるので、あくまでも基本的な違いとしてお読みください。
- 精神科:精神疾患
- 心療内科:心身症
- 神経内科:神経障害による疾患
精神科とは
まず精神科は、精神疾患(心の病気)を診療している科である。
例えば「うつ病」や「統合失調症」などを診てもらえる。
また精神科と書かれていなくても、「神経科(※)」「「精神神経科」とあれば同じである。
神経内科を神経科ということもあり、その場合は精神科とは異なることもある。
心療内科とは
心療内科(心理療法内科の略)は、主に心身症を診療している科である。心身症とは心理的な要因により身体に現れる様々な症状のことである。
例えば「胃潰瘍」「気管支ぜんそく」などが挙げられる。
心療内科は精神科同様、心の病気にも関連している科である。そのため、心の病気も診てもらえるところが多い。よって精神科と心療内科は、その線引きが難しいといわれている。
神経内科とは
神経内科は、脳・脊髄・神経などの病気を診療してくれる科である。
例えば「脳梗塞」や「パーキンソン病」などを診てもらえる。
基本的には上述の二つの科とは違い、心の病気を診てくれるところではない。
なお、実際にどの科に受診したらわからない場合には、直接電話等で確かめてから受診することをおすすめします。