「ポインセチア」と「プリンセチア」の違いって?
POINT
ポインセチア | トウダイグサ科で、クリスマスシーズンを代表する花。代表的な色は赤。名前はポインセットという人物に由来している。花言葉は「祝福する」など。 |
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プリンセチア | ポインセチアを品種改良して生まれた花。色はピンクや白。名前はプリンセスとポインセチアを組み合わせて付けられた。花言葉は「思いやり」。 |
記事の目次
ポインセチアとプリンセチアの違い
クリスマスシーズンの花といえば、多くの人がポインセチアを思い浮かべるだろう。一方、昨今はプリンセチアという種も登場している。
プリンセチアはポインセチアの一種
名前や見た目がよく似ていることからもわかるように、プリンセチアはポインセチアの一種である。
ポインセチアとは?
ポインセチアとはメキシコ原産で、トウダイグサ科の植物をいう。クリスマスシーズンを代表する花として有名だが、花のように見えるのは苞(ほう)と呼ばれる葉の一種である。中央部に集まっている小さなものが花である。
プリンセチアとは?
プリンセチアとはポインセチアを品種改良してできた植物をいう。2009年、サントリーフラワーズが開発した。すなわちプリンセチアはポインセチアの一種なので、育て方にも大きな違いはない。
- 家の中で育てるコツ
- ポインセチアもしくはプリンセチアを家の中で育てる場合にはコツがいる。日照時間が短くならないとつぼみができず、苞も色づかないためである。こういった性質を持つ植物を「短日植物」と呼ぶ。夜は布や段ボールで覆い、光を当てる時間を調節する必要がある。
苞の色
ポインセチアの苞の色は実にさまざまだが、代表的なのは赤である。ポインセチアがクリスマスシーズンの定番となった理由は、苞の赤、茎の緑、樹液の白がクリスマスカラーに通じるためである。
一方、プリンセチアの代表的な色はピンクや白で、様々な種類が開発されている。
- プリンセチアの色の例
- ピンクホワイト
- ホットピンク
- ルージュ
- チェリーレッド
- ピュアホワイト
- オペラ
- ローザ
- ロゼマーブル
名前の由来
ポインセチアの名前は、アメリカの政治家で植物学者でもあったJ. R.ポインセット【1779~1851】に由来する。ポインセットはメキシコから、ポインセチアを持ち帰った人物である。
一方でプリンセチアは華やかさと気品を持つことから、プリンセスとポインセチアを組み合わせて名付けられた。
花言葉
ポインセチアは苞の色によって花言葉が異なる。赤のポインセチア、いわゆる普通のポインセチアの花言葉は「祝福する」「私の心は燃えている」「聖夜」などである。
一方でピンクのプリンセチアの花言葉は「思いやり」である。
まとめ
ポインセチア | プリンセチア | |
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関係性 | ポインセチアを品種改良して誕生したのがプリンセチア | |
苞の色 | 赤が代表的 | ピンクや白 |
名前の由来 | J. R.ポインセット(人名) | プリンセス+ポインセチア |
花言葉 | 【赤】祝福する/私の心は燃えている/聖夜 など | 思いやり |