「メール」と「SMS」の違いって?

POINT
メール
(電子メール)
インターネットなどを通じ、メッセージを送るサービスのこと。送るときは相手のメールアドレスが必要。長文や画像などを送ることができる。
SMS携帯電話会社の回線を通じ、メッセージを送るサービスのこと。送るときは相手の携帯・スマホの電話番号が必要。短文と一部の絵文字を送ることができる。

メールを打っている人

メールとSMSの違い

メールとSMSは、ともにメッセージをやりとりするためのサービスという点では同じである。ただし両者には、下記のような違いがみられる。

仕組み

メール

まずメール(※)は、インターネットなどのコンピューターネットワークを通じて行われているサービスである。

送り手が送信したデータはネットワーク内に蓄積され、受け手はそこへ随時アクセスすることにより、メッセージを読むことができるという仕組みになっている。

なお、このサービスはパソコンでも、携帯電話・スマートフォンでも使用することができる。

電子メール・electronic mailを略して「e-mail (Eメール)」ともいう。

SMS

SMS(short message serviceの略)は、携帯電話会社の回線を通じて行われているサービスである。

そのため、このサービスは携帯電話やスマートフォン同士でのみ使用することができる。受け手となる携帯電話が受信可能な状態であれば、自動的にメッセージを受信するという仕組みになっている。

宛先

 メール

メールを送る際の宛先は、受け手の(電子)メールアドレスである。利用者を識別するため、「○○(ユーザー名)@△△(組織名(ドメイン名))」といった形式であることが多い。

SMS

他方でSMSを送る際の宛先は、受け手の電話番号である。メールアドレスがわからなくても、電話番号さえ知っていれば、相手にメッセージを送ることができる。

送ることができる情報

メールは文字の他、画像・動画・プログラムといった容量の大きいデータなども送ることができる。

SMSでは、文字(数十字程度)と一部の絵文字のみを送ることができる。そこで長文や大容量の添付ファイルを、画像などを送りたい場合はメールを使うことになる。

まとめ

メールSMS
利用可能な機器パソコン・携帯電話・スマホでも可携帯電話・スマホ同士のみ
仕組み
  • コンピューターネットワークを利用
  • 受け手はネットワークにアクセスすることでメッセージを読む
  • 携帯電話会社の回線を利用
  • 受け手が受信可能な状態であれば、自動的にメッセージを受け取る
宛先(電子)メールアドレス電話番号
送受信可能な情報文字(長文)・画像・動画・大容量の添付ファイルなど文字(短文)・一部の絵文字