「ジューサー」と「ミキサー」の違いって?

POINT
ジューサージュースをつくための調理器具。繊維質を取り除けるため、さらっとした100%ジュースがつくれる。
ミキサー
(フードミキサー)
食べ物を細かくしたり、混ぜたりするための調理器具。繊維質を取り除けないため、どろっとしたジュースがつくれる。

ミキサーでジュースを作る様子

ジューサーとミキサーの違い

目的

ジューサーとはその名の通り、ジュースをつくるための器具である。野菜・果物といった材料を

  1. すりおろす
  2. 圧搾(あっさく)する

ことで、汁をしぼり出す。

他方でミキサーとは、食材を細分・撹拌(かくはん)・混合するための器具である。

容器の底についた刃を高速回転させることで、食材を細かく砕く。海外で言うところの「ブレンダー」に相当する。

食物繊維が残るか・水分を入れるか

ジューサーでもミキサーでも、ジュースをつくることは可能である。しかし、どちらを用いるかによって、ジュースの仕上がりは違ってくる。

ジューサー

ジューサーは、果肉とジュースを分離させる。よって、ジューサーでつくったジュースには食物繊維は残らず、さらっとしたジュースになる。

またジューサーは水を入れずに作業できるため、野菜・果物100%のジュースをつくることができる

ミキサー

ミキサーは、果肉とジュースを分離させることはできない。よって、ミキサーでつくったジュースには食物繊維が残るので、どろっとしたジュース(スムージー)になる。

また水分を入れないと故障の原因にもなるので、野菜や果物の他にも水や牛乳などを入れる必要がある。つまり100%のジュースをつくることができない

スムージー

スムージーのイメージ

【参考】フードプロセッサーとは
フードプロセッサーも、ミキサーと似た機能を持つ調理器具である。食材を細かくする・混ぜる・こねるなどの作業が可能である。フードプロセッサーはミキサーよりも食材を粗めにカットするので、ジュースなどをつくるというよりも、料理の下ごしらえに向いている。

まとめ

ジューサーミキサー
(ブレンダー)
目的ジュースをつくる食材の細分・撹拌・混合
果肉とジュースは分離するか分離する
→ジュースに食物繊維が残らない(さらさら)
分離しない
→ジュースに食物繊維が残る(どろどろ)
水分は必要か必要でない
→100%ジュースができる
必要
→100%ジュースはできない