「ウォーキン」「ジョギング」「ランニング」「マラソン」の違いって?
ウォーキング | 常にどちらかの足を地面につけて歩く運動のこと。 |
---|---|
ジョギング | 時速9.6km以内を目安に、話ができる程度にゆっくりと走る運動のこと。 |
ランニング | 時速9.6km以上を目安に、リズミカルに早く走る運動のこと。 |
マラソン | 陸上競技の長距離走の1種。42.195kmを走り、タイムや順位を競う。 |
記事の目次
それぞれの特徴
ウォーキング
常にどちらかの足を地面につけたフォームで歩く運動。そのため、他の運動に比べ速度は遅くなるが、速度による区別はない。
ジョギング
時速9.6km以内を目安とし、話ができる程度にゆっくりと走る運動のこと。
スロージョギングという運動方法もあり、こちらは歩くスピードと変わらない速度で走る必要がある。(※)
「歩く」と「走る」は、地面から両足が離れる瞬間があるかないかで区別される。離れる瞬間がある場合には「走る」、ない場合には「歩く」になる。ちなみに競歩は歩く競技のため、両足が離れてしまうのは反則である。
ランニング
時速9.6km以上を目安に、リズミカルかつ軽快に走る運動のこと。一般的にはジョギングよりも速い速度で走ることをいうが、明確な定義はない。
単にランニングといった場合、できるだけ早く走るトレーニングを指すことも多い。
マラソン
陸上競技の中の長距走の一種で、選手同士でタイムや順位を競う競技である。走る距離によって名称が異なる。
- マラソン(フルマラソン):42.195km
- ハーフマラソン:21.0975km
- クォーターマラソン:10.54875km
- ウルトラマラソン:42.195kmを超える距離
マラソン選手が走る速度は世界最高の記録で、男子が時速20km弱、女子が時速18km強と、とても速い。
名前の由来や運動の目的
健康増進などの目的で有酸素運動のエクササイズとして広く普及した。
走るエクササイズより膝などへの負担が低いので、色々な人におすすめすることができる。
競技としてのウォーキングもあり、タイムを競う「競歩(race walking)」や、タイムを競わず長距離を完歩する「ウォーキング大会」などがある。
「ぶらぶら歩き」という意味の「jog」が名前の由来。
ランニングよりスピードが遅いため、呼吸や心拍数を一定にしやすく、誰でも楽にできることから広く普及した。
心臓、肺などの新機能向上と、下半身の筋力アップなどが望めるエクササイズ。
運動強度が高めなので、競技目的のトレーニングとしても多く使われている。
古代ギリシャの「マラトンの戦い」において、伝令が戦地マラトンからアテナイまで約40kmを走り、勝利を伝えたことに由来している。
現在の距離は、第4回ロンドンオリンピックの「42.195km(26マイル385ヤード)」に統一された。
ハーフマラソンなど、短い距離のものでも道路を使った長距離競技はマラソンと呼ばれ、42.195km走るものを特に「フルマラソン」という。