「ダチョウ」と「エミュー」の違いって?

POINT
ダチョウアフリカのサバンナなどに生息する、世界で一番大きな鳥のこと。足の指は2本で、翼は小さいが見える。卵はクリーム色で、エミューの卵よりサイズが大きい
エミューオーストラリアの草原などに生息する、世界で二番目に大きな鳥のこと。足の指は3本で、翼はほぼ見えない。卵は深緑色で、ダチョウの卵よりサイズが小さい

ダチョウの顔

概要

ダチョウとは?

ダチョウ

ダチョウとは、ダチョウ目ダチョウ科に属する鳥である。アフリカのサバンナなどに生息している。体高約2.5メートル、体重約120キロで、鳥類の中では一番大きい。翼が小さいので飛べないが、脚が丈夫なので時速50km以上のスピードで走れる。

エミューとは?

エミュー

エミューとは、ダチョウ目エミュー科に属する鳥である。タスマニアを除く、オーストラリア全土の草原やサバンナなどに生息している。オーストラリアの国鳥にも選ばれている(在日オーストラリア大使館のサイトより)。

体高約1.9メートル、体重約35〜50キロで、鳥類の中ではダチョウの次に大きい。翼が小さいので飛べないが、脚が丈夫なので時速50km程度のスピードで走れる。

ダチョウとエミューの違い

ダチョウとエミューは、どちらもダチョウ目に属する飛べない鳥である。体形もよく似ているが、両者には下記のような違いも見られる。

見た目

ダチョウの足

ダチョウの足の指は2本である。翼は小さいが、広げるときもあり、見てわかる。オスの体は黒く、くび・尾・翼は白色をしている。メスは全体的に灰色である。

エミューの足

一方で、エミューの足の指は3本である。翼は20センチメートルほどと、ほぼ退化しており、見た目にはわからない。体の大部分は灰色をしているが、頭と首は青い。

卵の色・大きさ

ダチョウの卵

ダチョウの卵

ダチョウの卵はクリーム色をしている。サバンナの砂地に産み落とすので、砂と同化させるための色である。また、エミューの卵よりも大きい(長径15~18センチメートル、重さ1.5キログラム程度)(※)。

エミューの卵

エミューの卵

出典:ダチョウ王国「エミューの卵

一方で、エミューの卵は深緑色をしている。草原に産み落とすので、草と同化させるための色である。また、ダチョウの卵よりも小さい(長径10センチメートル、重さ700~900グラム程度)(※)。

【一般的な鶏卵】長径6センチメートル、重さ50グラム程度

まとめ

ダチョウエミュー
生息地アフリカのサバンナオーストラリアの草原・サバンナ
足の指の本数2本3本
小さいが見える見えない
(約20センチメートル)
卵の色クリーム色深緑色
卵の大きさの比較大きい
(15~18センチメートル、重さ1.5キログラム程度)
小さい
(長径10センチメートル、重さ700~900グラム程度)